PSA式窒素ガス発生装置の特長・原理
高性能CMSとシステム化技術で
安価な窒素ガスを供給
PSA式窒素ガス発生装置は、独自の合成高分子材料ベルパール他を原料とした高性能吸着材を活用しています。
そのため窒素ガス発生量が大きく改善。お客様の窒素ガスをより安価にコストダウンすることができます。
更に、設置場所がないユーザでも採用できるように設置面積を大幅削減。よりコンパクトな本体で設置場所にも困りません。
もちろん、その他のオプションも豊富。窒素ガスコストを削減したい方、省エネを図りたい方、老朽設備の更新など、あらゆるニーズにお応えします。
PSA式窒素発生装置の特長
コンパクト設計(パッケージタイプ)
- 小さな設置面積
- 電源と配管の接続だけで使用可能(冷却水不要)
省エネ対応
- 自社開発した高性能吸着剤(CMS)の搭載
- 省エネ機能(Eco-Turn、Eco-Pressure)の適用
高性能設計
- 95~99.999%窒素をローコストで供給
優れた操作性
- 全自動無人運転
- 迅速な立ち上がり
- 一週間の運転予約(S型、NSP型、BPN2型、BPN3型)
- タッチパネル採用
- エアー駆動弁採用
高い安全性
- 高圧ガス保安法適用範囲外
- ドレンセンサー採用
CMSの特長
- 球状フェノール樹脂(ベルパール)他を原料としており、均質性に優れている。
- 酸素吸着容量が大きく、かつ酸素/窒素分離機能に優れている。
- 強度・耐摩耗性が大きく、耐久性に優れている。
PSAの原理
エア・ウォーター・メカトロニクス CMS(Carbon Molecular Sieving)は酸素吸着量及び酸素と窒素の吸着速度差が大きく、加圧下において短時間のうちに酸素を優先的に吸着し、空気より窒素ガスを分離できます。また常圧に戻すことにより吸着した酸素は容易に脱着され、CMSは再生されます。
エア・ウォーター・メカトロニクス PSA(Pressure Swing Adsorption)は、このCMSを2基の吸着塔に充填し、CMS特性にマッチしたサイクルで、吸着・脱着を交互に繰り返すことにより連続的に高純度の窒素ガスが得られます。
主な用途
エレクトロニクス分野
無酸素雰囲気半田付(N2フロー、リフロー)、半導体・電子部品等の接合、乾燥とシール、その他酸化防止。
金属分野
レーザー加工機によるステンレス切断、電線伸銅用。
食品分野
ナッツ、お茶、コーヒー等のガス充填包装、乾燥物の保存、油脂の酸化防止、ワイン・ビールの貯蔵、青果物のCA貯蔵等。
化学工業分野
金属、セラミック等の熱処理、焼成、化学工業全般におけるタンク・反応槽・防爆シール、樹脂成形・乾燥、パージ用。
研究開発分野
分析・実験用(シール、キャリヤーガス)、パイロットプラント用
フローシート
動画
窒素の特性、用途、供給方法について
PSA式窒素ガス発生装置について