定期点検・メンテナンス
~PSA装置は『吸着材』が命です!~
PSAの性能・寿命を維持し、長期間良い状態でご使用頂くために、日常の手入れが大切です。
定期的な点検・メンテナンスを実施してください。
- 点検時期はPSAの使用状況、周辺環境などにより異なり一概には決めにくいものですが、使用年数、運転時間のいずれか早い方を点検時期とし、整備間隔は繰り返しの時間です。イメージは上のグラフのようになります。
- 定期点検を実施しないで使用を続けていると、吸着材が劣化し、性能低下が起こります。この他に機器故障も発生します。
突発事故を未然に防いで装置の経年劣化を最小限に抑え、装置を長く安全に安心してご使用いただくためには、定期的な保守点検が欠かせません。
交換部品例
油分フィルタ
コンプレッサから供給される原料空気中の油分(吸着材に悪影響を及ぼす液体成分)などを取り除きます。
交換しないまま使用続けると油分が流れ出て吸着材を劣化させる原因となります。
活性炭
吸着材の保護(※)の為、原料空気中に含まれる臭気成分やガス状油分を除去します。
※酵素分子を捕獲するミクロ孔の有効性を維持する
活性炭の劣化は見た目では判断できません。
所定の交換時期に達した場合は、全量入れ替えを行う必要があります。
2年毎に交換を推奨している部品
エアー弁、窒素ガスフィルターエレメント、吸着材追加充填、サイレンサー
4年毎に交換を推奨している部品
オートドレン、圧力センサー、マニホールド弁、酸素濃度センサー
交換部品参考資料
PSAフロー図(例)
NO. | 部品 | 交換期間 | ||
---|---|---|---|---|
1年 | 2年 | 4年 | ||
① | 活性炭() | ○ | ○ | ○ |
② | 油分フィルタ() | ○ | ○ | ○ |
③ | エアーシリンダー弁() | ○ | ○ | |
④ | 製品用フィルターエレメント() | ○ | ○ | |
⑤ | 吸着材(追加充填)() | ○ | ○ | |
⑥ | サイレンサー() | ○ | ○ | |
⑦ | オートドレン() | ○ | ||
– | 圧力センサー() | ○ | ||
– | マニホールド弁() | ○ | ||
⑧ | 酸素濃度センサー() | ○ |
メンテナンス拠点
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